新年

 年が明けて2019年になった。だからといって心境の変化は特にない。物心ついたときから、スタンスは常に「やりたいことを一つやり、やりたくないが必要なことを一つやる」だ。今年も個人としての自分と社会人としての自分を両立させて頑張りたい。

 年末年始は実家に帰ったり、妻の実家にご挨拶に伺ったり、高校の同級生とカニ鍋をしたりと、 楽しいが忙しい毎日を過ごした。明日三日はオフなのでゆっくり小説を書きたい。

 妻はというと仕事である。

 サービス業の常だが、元旦から忙しくしている。明日も早朝五時には家を出るという。 だから零時現在、もう寝ている。私はキッチンの黄色灯の下で、ノートパソコンを抱えるようにしてこの文章を書いている。

 大変だなあ、おれなら絶対嫌だなあ、と思うが、やりたい仕事をしているので妻は生き生きしている。

 私は仕事始めは死に死にしているだろう。生き生きの対義語みたいに使ってみたが、「死に死に」の字面はすごい圧があるな。やっぱり生きることより死ぬことのほうが怖いってことなのだろうか。

 今年も元気に過ごしたい。

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