SF小説『ペングロイド』好評発売中!
七月蔵より、紙の書籍としては処女作となる、SF小説『ペングロイド』を出版しました。
【あらすじ】
ジェンツーペンギンの望月憂は、プロのドラマーになる夢を追いかけながら、郵便局員として日々ブラックな労働環境で働いている。ある日、ついに郵便局にもアンドロイドが導入されることになり、憂はその教育担当に任命される。しかし悲しいかな、そのアンドロイド、深海青にはドS機能が搭載されており、憂は口汚く罵倒されるのだった。
青は心を得るために、自身の持ち主から社会の荒波で揉まれてくるよう命じられていた。彼女は憂に語る。「当機は心を得るために仕事をしています」と。憂には理解できなかった。彼は夢を追いかけるのに専念したい本心とは裏腹に、生きるため仕方なく仕事をしていたからだ。
ふたりは仕事をしていくうちに、少しずつ変化していく。そしてひとつずつ知っていく。心とは何か、どこにあるのか、いつ生まれたのか、誰が持つのか――
これは少し先の未来の話。アンドロイドが実用化され、ペンギンが高度な知能を獲得した頃、ある田舎町の郵便局で起きた、心についての物語。
【試し読み】
一章前半は当サイトにて無料公開中ですので、気になる方はまずそちらをご覧ください。
頒布形態は紙書籍版と電子書籍版の2種類です。詳細は次の通り。
【紙書籍版】
A5判、2段組、本文280頁。
通販サイト『BOOTH』にて販売中。価格は1200円(送料別)。
紙書籍版の詳細ページへのリンクはこちら。
【電子書籍版】
Amazonにて配信中。価格は750円。
電子書籍の詳細ページへのリンクはこちら。
装丁・本文デザインは砂田智香様。本作を世に出すための美しい化粧を施して頂きました。
装画・挿絵は、GetNavi webにて『ほろ酔い道草学概論』を連載されていたzinbei様。素敵なタッチで登場人物たちに姿形を与えて頂きました。
素敵な仕上がりとなっております。ぜひ、お手にとってご覧ください。