monologue

 

 

【story】

少年は日々を憂う
つまらない日常
怠惰な生活
排他される自身
けれども少年は生きていた
前は向かずとも
孤独と寄り添い
その両足で立っていた
それを是として歩いていた

夕暮れの中
少年は思う
この色は感情の色だ
己には似合わない

直後
少年は発見する
胡散臭いシルエット
資材場に寝転ぶ奇怪な男

「アンタ、なにしてんの」

問いかけは意外なほどに
違和感を纏うことなく
少年の口をつく

「なにって、こんにゃくを食べてるんだけど」

返る答えは極めて簡素に
男は資材を背後に微笑む

思えばここが分水嶺
誰かにとっての分かれ道

これは独白の物語
あるいは想いの物語
語る者ならば今ここに

それでは話を始めよう
初夏の出来事の顛末を
なるべく綺麗に
ほどほどに切なく
それは不思議な思い出として

 

【event graphic sample】

    

 

【spec】

『製品概要』
ジャンル:ヴィジュアルノベル
完成版配信日:2011年 3月19日
キャラクターボイス:なし
対象年齢:全年齢対象

『制作スタッフ』
シナリオ:貴基文月
スクリプト:和もあ
原画:君ヒヨ
音楽:アコノカゅぽ

『動作環境』
OS:Windows 2000/XP/Vista
CPU:intel Pentium以降
HDD:500Mb以上
画面:800×600ドット/65536色(推奨1677万色)
サウンド:DirectSoundに対応したPCM音源
DirectX:DirectX 9.0以上推奨

 

【download】

monologue

※作品内には一部暴力、流血シーンがあるのでお気をつけ下さい。