2019/3/4 最近観たもの

 例によっていろいろと映画を観ております。備忘録として最近観たものについてつらつらと。主にアマゾンプライムで観てます。

『ブラックパンサー』

 2019年のオスカーのうち作曲賞、衣装デザイン賞、美術賞を取った作品。なるほどじつに綺麗な絵作り。見ているだけで楽しい。ストーリーは堅実な作りで、全編通して安定した面白さ。さすがマーベル。

 わたしのツボではないけれど一見の価値はあり。

 

『ギフテッド』

 『(500)日のサマー』という名作映画(らしい。わたしはまだ観ていないので早く観たい)を生んだマーク・ウェブ監督の作品。同監督は実写版『君の名は。』の監督にも抜擢されている。楽しみ。

 姉を亡くしたおっさんと、母を亡くした娘が、不器用に寄り添い合って生きる映画。亡くなった姉が数学者で、その娘が天才児という設定が、ストーリーにうねりを生んでいる。

 普通に生きるってどういうことだろう。幸せってなんだろう。大人が子どもにしてあげられることはなんだろう。そういうことを考えさせらながら、けれども終始、まっすぐな子どもに癒やされる映画。おすすめ。

 

『リメンバー・ミー』

 日本でいうところのお盆であるメキシコの風習『死者の日』をテーマにしたピクサー映画。ディズニーの名前も入っているのに「音楽か家族か選びなさい!」と主人公に詰め寄るという攻めた映画でもある。

 全編通して色彩が非常に豊か。劇場で観なかったことが悔やまれる。

 

『パッセンジャー』

 シナリオのお手本のような映画。きっちり30分で区切って起承転結が動く。

 星の移住が可能になった未来、120年先の星に移住する途中、機械の故障で冷凍睡眠から目覚めた主人公。移住先に着くまであと90年、引き返すことはできない、他の5000人の乗客はすべて冷凍睡眠の最中、自分はこのまま宇宙船の中で、たったひとりで一生を終える――「本当の孤独に苛まれたとき、人はどうなるか?」を突きつけられる導入。冒頭30分が個人的にハイライト。

 あとジェニファー・ローレンスがめっちゃ綺麗。これを書くために調べていたら『世界にひとつのプレイブック』の主演の人だと知る。あの映画観たときはそんなに綺麗とは思わなかったなあ。女優さんって映画ごとに化けるからすごい。

 

『2001年宇宙の旅』

 みんな大好きキューブリック。ぼくは『時計仕掛けのオレンジ』が大好き。このたび初めて2001年宇宙の旅を観ました。

 「うーん?」という感覚。すごく難解だった。アーサー・C・クラークの小説も読まないと理解が追いつかないのだろう。そしてたぶん、読んでも理解はできない気がする。

 映像美はすごい。1968年公開って嘘だろ? 当時映画館で観たら鼻血出てるんじゃないかなこれ。

 

『ブレードランナー2049』

 みんな大好きブレードランナー。そしてぼくの大好きなライアン・ゴズリングが主演。

 ただね! ぼくブレードランナー観てると寝ちゃうんですよ!

 面白いんだけどね……なぜか寝るんだ……ハリソンフォード主演のやつは三回観て三回寝たんだ……三回観るぐらいには好きなんだけどね……。

 今回も二回寝落ちしました。

 ただ内容は前作より面白い。よりエンタメに振った感じ。ディック感覚と呼ばれる、原作を読んでいるときに抱く「間違いなくぜんぶの文章を読んで内容も理解しているはずなのに、突然理解が追いつかなくなって現実が崩れ落ちるようなパニックを覚える」というあれも再現されていた。

 まあ、寝るんですけどね……なんでかね……。

 

 あとは他にも映画館で『アリータ』と『メリーポピンズ リターンズ』を観ました。どっちもよかったぞ! 次の週末には『グリーンブック』『運び屋』『スパイダーバース』を観る予定。

 アカデミー賞の時期は名作揃いで映画が楽しい。年度末なんで仕事は忙しいですがね……。

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