平成が終わってから
令和になって早四日。何かが変わった実感はまったくというほど、なし。GWだというのに遠出をせず、家でブーツを磨いているだけなので、GWだという実感もなし。ぼんやりと「長い休みだなあ」と思い、幸せを噛みしめているだけ。つまり最高でごわす。
ようやく極暖のヒートテックを片付けた。寒い日があると困る、という意識から、ずるずるとこれまで出したままだったものだ。ちなみに通常のヒートテックはまだ着ている。寒がりである。
育てているガジュマルの植え替えを先日、行ったのだが、最寄りのドラッグストアで買った土の水はけが悪く、ガジュマルに合わないようだったので、また植え替えた。今度は専用の、軽くてさらさらした、水はけの良い土である。なじめば良いが。
小説をもりもり書いている。書くのは決まって夜で、高校生の頃を思い出しながら書いている。だいぶ忘れていることに気づき、焦るぼく。
「あのとき病んでたよねー」「いますげえ病んでる」と、精神的に不調であることを「病んでる」と表現することに慣れない。精神的な不調にもいろいろあり、大抵の場合、その『いろいろ』の部分を一緒くたにされたから不調を来したのである。
「そんなくだらないことで悩んでんの?」「時間が経てばなんとかなるよ」「いつか良い思い出になるって」
そんな言葉のすべてにむかついていたはずだ。「くだらないことではない」「自分にとっては重大なことなんだ」「そんなに軽く流されたくない」そう信じていたはずで、だから不調を来したのだ。それをいざ自分が表現するときはざっくりと「病んでる」の一言で済ませるのは、どうも、落ち着かない。
午前三時。小説を書く合間に。